横浜セントラルパーク歯科

フッ素入り歯磨き剤

こんにちは 歯科衛生士の戸田です。


毎日の歯磨きで何気なく使用している

〝フッ素”入りの歯磨き剤ですが
日本で発売されたのは1948年の事,

今から71年前と古くからあります。

フッ素とは自然界にある元素のひとつで、

お茶や魚介類などの多くの食品に含まれています。
フッ素は虫歯予防に欠かせないだけでなく、                                                                                            丈夫な歯を作るのに大切な働きをします。

<フッ素の働き>
①再石灰化の促進
歯から溶けだしたカルシウムやリンの際沈着を促します
②歯質強化
歯の質を強くして酸に溶けにくい歯にします
③細菌の酸生産抑制
歯ブラシで落としきれなかったプラーク(歯垢)の中にいる虫歯菌の働きを弱め酸が作られるのを抑えます。

 

<フッ素の利用方法>

①毎日の歯磨きでフッ素入りの歯磨き剤を使う
②フッ素洗口液でのうがい(1日1回又は1週間に1回)
③歯科医院で歯に直接フッ素を塗る

(当院では小児の定期検診の際に塗布)

最も簡単な方法はフッ素入りの歯磨き剤を

継続的に使用することで予防効果も高まります。

少し前になりますが、歯磨き剤に入れていい

フッ素濃度の決まりが改定されました。
日本でも世界基準の1500ppm以下の高濃度の

歯磨き剤の製造と販売が認められました。
但し高濃度の歯磨き剤は

6歳未満のお子様には使用できません。
使用する際は濃度を確認して使用してください。

<フッ素濃度と年齢>
500ppmの歯磨き剤・・・歯が生えてから5歳
950ppmの歯磨き剤・・・6歳から14才位
1450ppmの歯磨き剤・・・6歳から大人

<フッ素入り歯磨き剤の使用料>

歯が萌出してから2歳くらいまでは切った爪程度の少量
3歳から5歳は歯ブラシの先に5㎜以下
6歳から14歳は歯ブラシの先に1㎝程度
15歳以上は1~2㎝(約1g)程度
*口に中にフッ素を留めておくために、

うがいは1回少ない水ですすぐようにしましょう

フッ素入りの歯磨き剤を上手に使ってむし歯0を目指しましょう!!